耐震診断は素人にもできる「簡易診断」とプロが行う「一般診断」「精密診断」に分けられます。
まずは自分で簡易診断をしてみて、不安があるようなら専門家に依頼するといいでしょう。
簡易診断とはいえ国土交通省が監修しておりかなり信頼が置けるものです。
①建てたのが1981年6月より前である。
②床上・床下浸水・火災・事故・地震・土砂崩れなどの災害に遭ったことがある。
③建築確認などの正しい手順を踏まずに増改築をした。
④柱や壁にシロアリ被害を受けたり腐朽している個所がある。
⑤建物を上から見た間取り図が正方形・長方形ではなくT字L字などの変わった形をしている。
⑥4mを超える大きな吹き抜けがある。
⑦2階と1階の壁がつながっていない部分がある。
⑧東西南北どこかの面で壁がなかったり非常に少なかったりして壁量のバランスが悪い。
⑨1階の壁が少なく屋根に重い瓦が乗っている。
⑩基礎が鉄筋コンクリート造ではない。
もしこれらの項目に1つでもあてはまるようなら専門家による耐震診断が必要です。
1つも当てはまらなかったとしても安心はできません。国土交通省は上記項目に1つも当てはまらない人でも出来るだけ耐震診断をするように勧めています。